~MRI検査の基礎知識~

2019年12月23日

 当クリニックでは、オープン型MRIを導入し、狭いところが苦手な方やお子さまやお年寄りの方など、MRI検査が苦手な方にも配慮しています。


MRI検査とは?

MRI(=Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断装置)検査とは、強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力と電磁波を利用して、体の臓器や血管を撮影する検査です。


MRI検査でわかること

頭部MRI検査では、いろいろな病気(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳動脈瘤、脳血管狭窄、脳腫瘍など)の早期発見、診断に有効とされています。

当クリニックでは、頭部MRI検査により、認知症の原因疾患についても診断を行っております。


閉塞感が苦手な方の負担を軽減する【オープン型MRI】

一般的なMRI検査の撮影装置は、トンネル型と呼ばれ、横たわって入っていくタイプとなります。しかしこの形状から、閉所恐怖症の方は不安を覚えたり、撮影中の反響音が気になるという方もいます。

当クリニックが導入しているオープン型MRIは、横になった状態で傘が覆いかぶさるような装置であるため、トンネル型と比較して視界が開けている構造となっております。周囲を囲む壁が少ない分、音の反響も軽減され、閉塞感が不安な方にも配慮しています。


MRI検査の注意事項

 ・MRI装置は大きな磁石のため、金属を含むものが体内にあると検査が受けられない場合があります。

 【MRI検査を受けられない場合がある方】

    1. 心臓ペースメーカーや除細動器の入っている方

    2. 人工内耳、人口中耳の入っている方

    3. 眼に微細な金属片が入っている方

    4. 3週間以内に内視鏡止血クリップを使用された方

    5. 1970年代以前に人工心臓弁の手術を受けられている方

    6. 金属の義眼が入っているの方

    7. 外傷などによる材質不明の体内金属がある方

    8. 妊婦または妊娠している可能性のある方


・MRI検査中は、体を動かさないようにお願いします。

 ※10分程度、体を動かさない状態を保つことが困難な方(乳幼児など)は、検査を受けることができませんので、ご了承願います。



当クリニックにて、MRI検査をご希望される方は、お電話にてご予約いただきますようお願いいたします。